インターネットの物件詳細だけではどうしても細かいところまでチェックすることはできないので、最終的には現場レベルでのチェックは必要不可欠になってきます。特に注意をしてもらいたいのは、実際に店舗の前にはどのような人の層が通るかということです。主婦しか通らないような道に男性をターゲットとした焼き鳥屋をオープンして繁盛することはありません。

マーケティング調査をしっかりと行ったうえで店舗の中も調査する必要性があります。またマーケティング調査のみならず店舗のなかに備え付けられている厨房機器も現在利用できるかはチェックが必要です。そして自分が開業して仕事をしている姿を想像してホールや厨房の中の導線はスムーズにいくかも検討する必要があります。このようにいくつかのチェックをクリアして最終的に契約するべき居抜き物件であるかどうかを判断してもらえればと思います。飲食店をオープンすると何十年と々場所で仕事をすることになりますので、出店エリアで失敗をしないように細心の注意を払って選定をして頂ければと思います。また居抜き物件のなかには造作譲渡が安いものがありますが、その中には故障しているものも存在しますのでその点もしっかりとチェックする必要性があります。

もし故障しているのであれば新品のものに取替えをお粉わなければいけませんので処分費用も含めると他の居抜き物件のほうが安くつくケースもあります。また出店を決意する前に同じエリアで同じ業態のお店があればそこで食事をすることをお勧めします。これは競合調査もかねてではありますが、どれぐらい繁盛しているかによってそのエリアのマーケットを知る上での基準になるかと思います。