居抜き物件が流通しているということはそれだけ失敗した飲食店があるということでもあります。どうして失敗をしてしまったかを知らずして居抜き物件を契約するのは非常に危険ですよね。そこで皆さんには是非とも居抜き物件を選定する際にご自身で立地条件や周辺にどのような人が住んでいるかを調べると同時に売りに出している飲食店の経営者とお話しをすることをお勧めします。

飲食店というのは基本的には開業した時期が一番お客様が多くなりますが、なかには開業のときから全くといっていいほど客が入らないようなお店もあります。よく駅から離れたところを狙って出店をしたが人通りがまったくなくオープンから3日間一人もお客様が入らなかったという方もいます。それぐらい飲食店にとって立地というのは重要なのです。居酒屋で有名なワタミの渡辺社長が飲食店経営の半分は出店場所で決まるとおっしゃっていたのを聞いたことがあります。立地を間違ってしまうとそこはなかなかリカバリーできる部分ではないので細心の注意が必要です。

もしオープン当初から人が入っていなかったようであればその居抜き物件はなしということになります。オープン当初は客がたくさんはいっていたけども序々に客がすくなくなっていったというケースはお店側に問題があるので居抜き物件の候補としましては大丈夫かと思います。そこを改善することさえできれば繁盛店の仲間入りすることができます。また居抜き物件を選定する上で造作譲渡でついてくる厨房機器が故障していないかも重要なチェックポイントになりますので確認が必要かと思います。